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蟲師第一巻 収録話紹介
◇蟲師(1)単行本データ著者:漆原友紀 コミック: 218ページ 出版社: 講談社 (2000/11/22) ASIN: 4063142558 (Amazon.co.jpより) <収録話> 緑の座、柔らかい角、枕小路、瞼の光、旅をする沼
<出版社/著者からの内容紹介>
<裏表紙より>
◆「緑の座」(みどりのざ) 【アフタヌーン・シーズン増刊第1号掲載】
五百蔵しんらという少年は、『神の筆(ひだりて)を持つ者』として蟲師の間で噂によくのぼる人物だった。
その左手でもって描かれたモノは、例えそれが既存する生物の姿形でなくとも生命を持ってしまうという。
その少年の許に、一人の蟲師が調査にと訪れた。名を、ギンコといった。
しんらは亡き祖母の遺言を守り、己の能力を人に知られぬようひとり人里離れた場所で暮らしているのだという。
蟲師は少年の話を聞く。彼には生命を生み出す左手のみならず、人知れぬ『蟲』たちを知覚する性質をも有していた。
夜半、ギンコは家の中で人の姿をした蟲に出会う。着物姿の少女を見、蟲師は彼女の正体がしんらの祖母廉子である事を
容易に言い当てる。懐から滑り出た半欠けの緑の盃。ギンコは廉子にこの盃を戻す案がある、と持ちかけるが・・・?
降りしきる雪の中、ギンコは風すら無い冬の山里に向かって歩いていた。
依頼主はそこの村長を務める白沢。このように物音しない冬の日には、片耳が聞こえなくなる者が多いのだという。
早速診断にとりかかるギンコ。そしてすぐに、それが音を喰う『口云(ウン)』という蟲の仕業であると見抜く。簡単な治療法で
そちらは片が付いたが、白沢は後一人、両耳を病んだ者を頼みたいという。
彼女の孫である真火は、昨年の冬から4本の角が額に生え、以来周囲の音が消え「聞いたことの無い音」が聞こえ出したといった。
こちらは無音を喰う『阿(ア)』である可能性が高いと判断したギンコは、治療法を模索し始める。
蟲師のギンコと名乗るひとりの男が、とある村の家に訪れた。巷で噂になっている予知夢の話を聞き、ここにやってきたのだという。
ジンは確かに、「予知夢」を見た。ところが蟲師はそれは蟲の仕業だと言い、薬を彼に渡す。その予知夢は増えすぎると
良くない、均衡こそが大切だと。薬と言葉を残し、蟲師は去っていった。
1年と過ぎずその村を再び訪れたギンコは、荒廃した景色を前にしていた。村には誰もおらず、例の予知夢の男が、ただひとり
自宅でうずくまっていた。
ジンはやつれきった様子で、蟲師にあれから何が起こったのかを話し始めた・・・。
スイという少女は、本家の末娘でありながら、親類であるビキの家の蔵で暮らしていた。彼女は半年程前に光を見ると
眼が痛くなるという奇病を患い、ここに預けられたのである。
伝染を恐れる大人たちはスイを暗闇に残し遠ざかったが、ビキは毎日のように蔵へ赴き、彼女の身の回りの世話をして
遊び相手になっていた。
蔵の闇で、「第二の瞼」の事をビキに話して聞かせるスイ。少年は彼女の視る光の河や蟲の話に漠然とした不安を感じていた。
ある日、とうとうビキも光を見ると眼が痛むようになってしまった。もうビキは来させない、と母親はスイに告げる。
哀しみに打ちひしがれた少女は、隻眼の男の『入ってはいけない』という警告にも関わらず、光る河に身を沈めてしまう。
珍品収集家の友人、化野の許を訪れたギンコ。取引の品は『阿』に寄生された時に生じる角、そして「神の筆を持つ少年」が
描いた緑の盃。ギンコは貴重な品を売る代わり、道中出遭った『生き沼』の捕獲に彼の協力を頼みたいという。
それは彼が山越えに歩いていた時のことだった。幾度も遭遇する沼。しかし、回り込んで振り返ってみればその姿はなく、
また暫くすると同じような沼に辿り着くのだ。
延々と行くうち、ギンコは前の沼でも見掛けた筈の娘に出くわした。長い髪は異様なほど緑く染まっている。
聞けば、この沼は海に向かって旅しているのだという。容易に話を受け入れてもらった事に驚く娘に、ギンコは『水蟲(スイコ)』の
話を聞かせてやる。
そして夜が明ける前、沼と娘は旅立った。ヒトであった頃の晴れ着を大事そうに身に纏いながらも、沼の一部となる事を願いながら――。
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