|
|
蟲師第四巻 収録話紹介
◇蟲師(4)単行本データ
著者:漆原友紀
<収録話>
<裏表紙より>
◆「虚繭取り」(うろまゆとり) 【アフタヌーン・シーズン増刊第14号掲載】
背負う木箱から、カタカタと物音が聞こえる。蟲師たちの通信手段でのある「ウロさん」からの文の知らせだ。
ところがどうも最近、その文が千切れていたりとまともに届かない。
届いた文の一つに、自分宛ではない一通の文をギンコは見る。その文の書き手は兎澤綾。
蟲師は一路、虚繭の交換も兼ねて「ウロ守」の少女の許に向かう。
依頼の為、深い谷にかかる吊り橋を渡り、とある里に訪れたギンコ。患者はとある事故の後命だけは助かったものの、それ以来ずっと自失
したままだという。
山間に架かるつり橋から落ちたその少女は、到底助からぬ高さだったにも関わらず、谷底から自力で歩いて戻ってきたのだという。
谷戻り、と里の者は噂する。ギンコは、少女の髪に紛れたある「蟲」を見る。
伝説だとされる「一夜橋」の正体は・・・。
すっかり冷え込むある冬の日、雪山に住む姉弟の庵に、ひとりの蟲師が宿を借りたいと現れる。
翌朝姉が起きてみれば、彼女の隣で眠っていた筈の弟の姿がない。探しに行けば、蟲師ギンコに首根っこを掴まれた少年がひとり。
ギンコにも弟ミハルが視るものが視えているのを知り、すずは彼に相談をもちかける。
毎年冬になると、彼女の弟は行方知れずになり、またふらりと里の近くで倒れているのだという。
どこからか採ってきたあるはずの無い山菜を懐に入れたまま、春まで眠りに付いてしまうミハルを心配するすず。
ギンコは言った。もしやそれは、『春まがい』じゃないかと。
脚を休めた竹林で、ギンコはひとりの奇妙な男に出会った。彼はこの竹林で迷ってしまい、ずっと此処を出られぬのだという。
そりゃ過度の方向音痴だ、と軽口を叩くギンコだが、いざその男と竹藪を抜けようと歩き始めたところ、いけどもいけども
元の場所に戻ってきてしまう。磁石を見るが、不備はない。
ところが諦めた男と別れ歩き始めてみれば、ギンコはすぐに外の景色を拝む事ができていた。
竹林に囚われた男は何者なのか・・・。
沢は、毎年五月雨降る時期になると自分たちの暮らす山へとやって来る、奇妙な連中を好いてはいなかった。
沢はそこの山を含む地主の息子で、生来他の者には視えぬ山の霧の色などを知覚することができた。
ある日沢は、少年イサザと大沼で出会う。彼らは「ワタリ」といい、光脈筋にそって移動を続ける者たちの一団だと言った。
異なる生活を送る対照的な二人。しかし、少年時代の思い出はそう長くは続かなかった。
|