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蟲師第八巻 収録話紹介
◇蟲師(8)単行本データ
著者:漆原友紀
<収録話>
<出版社/著者からの内容紹介>
<裏表紙より>
◆「潮わく谷」(うしおわくたに)【月刊アフタヌーン・2006年2月号掲載】
真冬の山、足を痛め一所にうずくまっていた蟲師のギンコは、とある男に救われる。
身体を休める布団、暖かい膳。ギンコは助けてくれた者にも礼を言いたいと男の嫁に聞いてみるが、彼は今仕事に出て不在らしい。
蟲師は薪割りをする豊一の父の許へとゆき、口を開く。おそらく息子さんは蟲の影響をうけていると。この豊穣は、男の母親の命の上に成り立っているのだった――。
晩冬、光脈筋沿いにある山を抜けようとするギンコは一足先の目覚めへの声を聞く。啓蟄(冬ごもりのむしが這い出る時節)が近いことを知ったギンコは、目覚めたての蟲を避ける為、数日間そこで隠る事を決定する。
ところが、いざ春と顔を出してみれば、一面の銀世界。春の訪れの前には渡って行ってしまう筈の真冬の蟲までもが彷徨っている始末。行けども行けども山を下れないギンコは、この山のヌシが山を『閉じて』しまっている事に気がつく。
ゆらという少女は幼い頃から胸が悪く、度々発作をおこしていた。しかしその度、彼女の家に勤めるスミがとんできて、ゆらを落ち着かせてくれるのだった。
渡しの船の上から、ギンコはぼうっとしている少女の姿をみとめる。その様子に何やら気付いた蟲師はその家を訪ね、話をもちかける。ゆらは、もう勤めを辞めて帰ってしまったスミと、意識の水脈を介して会話しているのだと言った。
雲ひとつ無い、かんかん照りの空。それを見上げる人々は渋い顔をするばかり。そこに通りすがりの旅人の娘がひとり――彼女はこう囁いた。…雨を占って差し上げましょうか?
じりじりと焼けるような暑さの中、ギンコはひたすら歩いていた。持ち歩く水も底をつきそうだ。通りかかった娘に水場はないかと訪ねるが、彼女はじき雨が降るからここに留まればよいとだけ残し、そのまま去っていった。
その村で人が亡くなると、山に葬る慣わしになっていた。暫くすると衣を残し死者の姿は消え、『山に取られる』のだと言う。
治療にやってきたギンコは、そのイボが『骸草(むくろそう)』の芽である事を見抜く。薬を塗ってやるとそれはすぐに取れ、症状も治った。
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